ABOUT

Makoto Ueda

折り重なる木々、山間から流れる川、水面におちる樹影、風が山々をわたっていく姿。そして、16~18歳の三年間、レガッタ(漕艇)で多くを過ごした “どこか現実と切り離されたような” 湖面の時間。
それらは、自分が歩んできた人生の中で、とてもささやかだけれど特別なものとして体の中に残っている。こうした自分の原風景、そしてそれに付随して立ち現れる音や匂いや気配といったものが、制作するうえでとても重要な鍵のようなものになっている。それは、絵本やそのほかの絵を描く時も同じである。
ある日どこかで自分が描いたものや手がけたものが、誰かの手に触れて静かに呼応する、そういう瞬間が生み出されることができたらうれしい。そんな気持ちで日々絵を描いている。
 

   

植田 真 (うえだまこと)

1973年
静岡県天竜市(現在・浜松市天竜区)に生まれる

1998年(25歳)
イラストレーション誌『ザ ・ チョイス』大賞を受賞
絵の仕事を開始

2000年(27歳)
当時勤めていたデザイン会社を退社しフリーランスの絵描きになる

2012年
拠点を東京から神戸に移す



主な仕事内容は、
絵本制作/書籍装画/挿絵/絵画制作/ライブペインティング/イラストレーション全般など

ときおり山や水辺で鳥を見ること、テントを張り焚き火を眺めることをささやかな楽しみにしいている。
web site「SILENTPHASE」とは「静かに段階していく」という意味を込めた造語である。
 
  
 
[ 受賞歴 ]

『イラストレーション』誌「ザ ・ チョイス」大賞受賞

『マーガレットとクリスマスのおくりもの』日本絵本賞受賞

『ひばりに』ホワイトレイヴンス選定

『りすとかえるとかぜのうた』BIB入選
 
[ 絵本 ]

『スケッチブック』
ゴブリン書房 2006年

『マーガレットとクリスマスのおくりもの』
あかね書房 2007年

『まじょのデイジー』
のら書店 2009年

『おやすみのあお』
佼成出版社 2014年

『ぼくはかわです』
WAVE出版 2016年

『りすとかえるとかぜのうた』
BL出版 2020年

『りすとかえるのあめのたび』
BL出版 2022年


[ その他の絵本・読みものなど ]

『りゅうの目のなみだ』
浜田廣介 ・ 作 植田真 ・ 絵
集英社

『トトンぎつね』
今江祥智 ・ 作 植田真 ・ 絵
フェリシモ出版

『あかずきん』
こわせ ・ たまみ ・ 文 植田真 ・ 絵
フレーベル館

『みなとまちから』
nakaban ・ 文 植田真 ・ 絵
佼成出版社

『とおいまちのこと』
植田真 ・ 文 nakaban ・ 絵
佼成出版社

『ひばりに』
内田麟太郎 ・ 詩 うえだまこと ・ 絵
アリス館



『雨ふりマウス』
竹下文子 ・ 著 植田真 ・ 絵
アリス館

『はじめて考えるときのように』
野矢茂樹 ・ 著 植田真 ・ 絵
PHP

『わたしのおじさん』
湯本香樹実 ・ 著 植田真 ・ 絵
偕成社

『絵描きの植田さん』
いしいしんじ ・ 著 植田真 ・ 絵
ポプラ社(単行本)/新潮社(文庫版)

『ラヴソング』
石津ちひろ ・ 詩 植田真 ・ 絵
理論社

『都会のアリス』
石井睦美 ・ 作 植田真 ・ 絵
岩崎書店

『クマのあたりまえ』
魚住直子 ・ 作 植田真 ・ 絵
ポプラ社

『セロ弾きのゴーシュ』
宮沢賢治 ・ 原作 植田真 ・ 絵
あすなろ書房 

『ともだちのときちゃん』
岩瀬成子 ・ 作 植田真 ・ 絵
フレーベル館

『ネムノキをきらないで』
岩瀬成子 ・ 作 植田真 ・ 絵
文研出版

『えのないえほん』
斉藤倫 ・ 作 植田真 ・ 絵
講談社

『リスのたんじょうび』
トーン ・ テレヘン ・ 作
野坂悦子 ・ 訳 植田真 ・ 絵
偕成社 

『かえでちゃんとひみつのノート』
大久保雨咲 ・ 作 植田真 ・ 絵
小峰書店

『チョコレートのおみやげ』
岡田淳 ・ 文 植田真 ・ 絵
BL出版

『ねがいの木』
岡田淳 ・ 文 植田真 ・ 絵
BL出版

 
ほか多数